秋田県鹿角郡小坂町
小坂町はかって鉱山の町として繁栄した町だ。小坂鉱山は文久元年(1816年)に発見されたのが始まりで、それ以来、金、銀、銅などが採掘されて来ました。現在ではすべてが枯渇し廃墟のような鉱山住宅の群れがそこここに残されています。当時の面影を残すものとして、明治末期に洋風建築で造られた小坂鉱山事務所、日本最古の芝居小屋康楽館などが、国の重要文化財として残っています。最盛期には2万数千人を超えていた人口は、現在約6,400人程までに減少しています。
そんな小坂の市街から北に数キロ青森県境にほど近い小坂川沿いの小さな集落の中にそれは存在していた。畑の真ん中に湯船の周囲をビニールシートで覆い、まるでビニールハウスのようだ。
もともとは畑の中からコンコンと湧き出す源泉を溜めこむ湯船がだけだったものを地元の方が整備されこのような状態になったと言うことらしい。
さっそく料金箱に入湯料を入れて、この新鮮な温泉を味わう、無色透明な温めの温泉は肌に柔らかく心地よい。ああ満足満足
野口集落の八九郎にあるので、八九郎温泉、さらに奥の山中には原っぱの真ん中からボコボコ湧き出す野湯の奥八九郎温泉がある。
無人ですので集落部外者は料金箱に寸志を入れてください。
もう少し詳細な情報はこちらにあります。
http://p-nas.sakura.ne.jp/home/cgi-bin/onsen/view_onsen.cgi
小坂町:八九郎温泉の成分分析の結果
泉質:含鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・中性・温泉)
浴用の適応症 :(1)リウマチ性疾患 (2)慢性湿疹及び苔癬 (3)卵巣機能不全症 (4)子宮発育不全症及び月経障害
飲用の適応症: (1)低色素性貧血 (2)病後回復期
泉温 :36.5℃(気温3.0℃)
ゆう出量 :540.0㍑/min(自噴)
知覚的試験: 無色透明、茶褐色の沈殿を有す
密度: 1.0045(20℃)
pH値: 6.3
蒸発残留物 :5047mg/kg(℃)